人が中心のデジタル社会へ 企業が取り組むべき柔軟かつ強固な戦略とは
Report|2023-11-20
デジタル化はもはや単なるトレンドではなく、企業の未来を描く上での必須条件となっています。
富士通のクロスインダストリー事業本部長として業種・業界を超えた取り組みを牽引している神 俊一(こう・しゅんいち)は、デジタル化が企業の成功を超え、私たちの生活の質(QOL)を高める強力なツールであると語ります。この「人が中心のデジタル社会」が私たちのビジネスにどのように影響を与えるのでしょうか?
デジタル化の波は、企業が直面する課題と戦略を根底から変えるチャンスを提供しています。今、多くのビジネスリーダーが迷いを感じる中、神(こう)は人間中心のデジタル化社会を目指すべきだと提案します。サステナブルなサプライチェーン構築、災害対策、労働問題、情報セキュリティ、AI倫理など、時代の課題に立ち向かい、デジタル技術で新しい解決策を探るのです。
本ホワイトペーパー「サステナビリティ・トランスフォメーション:人のためのデジタル社会とは何か」では、サステナビリティとデジタル化の融合とその深い洞察を提供します。新たなビジネスモデルと公平なデジタル社会への道筋が見えてくるでしょう。次世代のためのより良い社会構築のヒントを発見してください。
テクノロジーとデータの結びつきがサステナビリティと人間中心のデジタル社会にどう貢献し、より良い社会構築へと導くかを、本ホワイトペーパーより一部ご紹介します。
デジタル化による持続可能なサプライチェーン
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近年、サプライチェーンのあり方が大きく変わっており、市場ニーズの変化に応えるために、メーカーやサプライヤーはかつてないスピードで商品展開を求められている。
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一方で行政や市民は、企業により厳しく説明責任を追及するようになり、企業は業務や取引の透明性について急ぎ対応しなければならない状況。デジタルはサプライチェーンの構築では特に重要な役割がある。
自然災害に対するレジリエンス向上
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洪水や台風、山火事などの災害が事業に与える影響は甚大です。デジタルテクノロジーはこれらの危機に備えるカギとなる。
- いくつかの自治体では(AI、デジタルツイン等の)テクノロジーを導入していて、予測と対策を実施し、被害を最小限に抑えることに成功している。
充実した職場環境をつくるには
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(デジタル化で可能になった柔軟な働き方は)生産性が向上しただけではなく、従業員のメンタルヘルスが改善したと報告する企業もある。従業員が家族や地域活動に割ける時間が増えて「やる気の良循環」として知られる健康的なワークライフバランスの実現が見られた。
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またAIとロボティクスの進化は、こうした職場変化を後押ししている。
未来のビジョン
- これからの10年は、特に、孤立していたデータセットがより大きなネットワークに統合され、データを活用したビジネスが激化すると予想される。
- こうしたデジタルシフトが加速する中では、利用する人のアクセシビリティの改善が必要
戦略アクションプラン:デジタル社会の実現と繁栄に向けて
アクションプランは、ホワイトペーパーにてご覧いただけます。
神 俊一
Shunichi Ko
富士通株式会社 SVP グローバルビジネスソリューション クロスインダストリー事業本部長
1991年に富士通株式会社へ入社。 電子デバイス部門で自動車のCAN、LIN、 FlexRayなどの車載ネットワーク及び、自動車OS(AUTOSAR)や、機能安全などのグローバル標準化に従事。2012年より、市場のIoT化や、自動車のコネクテッド化に伴い、Mobility PF/Digital Transportation領域およびTrusted Society関連業務に従事。2023年4月より現職。
注目の知見
不確実な時代における、ビジネスと社会の変化への対応力を高め、安心してデジタルの力を活用できる社会を創造
サステナビリティとビジネス目標は両立できる。実現に向けた「4つのステップ」とは
ウェルビーイングが高めるビジネス競争力:幸せな社会へのデジタルイノベーション